世界でいちばん勤勉な農夫
最近ではミミズをみる機会がほとんどなくなりましたが、これは地球の危機の警鐘でもあることをご存じでしょうか?
ミミズの体はたくさんの節からできていて、体の先端に口が、後端に肛門があり、口から肛門までまっすぐに消化管が通っています。
ミミズは口から土をのみ込み、土のなかに含まれている落ち葉などの養分を消化管から吸収したあと、残りをフンとして肛門から出します。
このフンがほどよい大きさの土の粒になります。
また、落ち葉などを口で土のなかに引き入れるため、ミミズが士のなかにたくさんいると土地がよく耕され、肥えた土になって植物が育つのです。
ミミズは植物にとって最適の土壌づくりの名人というわけです。
ミミズのこの働きについては、進化論で有名なダーウィンが早くから気づき、研究しています。
彼の論文によると、1匹のミミズが1年間に出すフンの量は、1エーカー(約4000平方メートル)あたり約7.5~18トンもあるそうです。
現在の日本は、農薬や化学肥料偏重の農業が主体なので、土のなかのミミズや微生物がどんどん死滅しています。
自然の恵みである生態系を人間が破壊し、土壌はやせ衰え、化学薬品は残留して、川や海を汚染していく・・・。
ミミズの消失は、病んだ大地の症状を伝えているのです。