途上国の開発事情 4
今回からは、フィリピンの経済事情です。
1991年にマイナス成長にまで陥ったフィリピン経済。
インフラ整備や規制緩和などにより徐々に上向き、96年にはGDPの5.7%成長を達成しました。
しかしながら97年は東アジア通貨危機の影響等によりGDP成長率は5.1%となり、96年までの拡大基調の継続は望みにくい状況となっています。
また、税制改革の進行、BOT方式等による民活導入、国有企業の民営化の推進などから、財政収支は1994年以降4年連続して黒字となっています。
96年には、公社や地方自治体を含む公的部門全体の収支が、統計を取り始めて以来初めての黒字を達成しました。
財政収支は97年も黒字となったものの、今後は景気減速で税収が減る懸念が高まり、政府は財政支出抑制策を採っています。