途上国の開発事情 3
貿易収支については、1996年度は輸出が4.7%の堅調な伸びを示しました。
しかし、輸入はこれを上回る10.1%の増加となっています。
その結果、貿易赤字は拡大し対GDP比も96年度はマイナス8.6%にのぼりました。
なお、1997年7月に始まったASEANの経済・通貨危機はミャンマーにも打撃となっています。
チャット価値の急落や外貨流出が顕著になるなど、今後のミャンマー経済の成長の鈍化が見込まれています。
ミャンマーに対する円借款のうち、既往継続案件であるヤンゴン国際空港拡張事業について、1988年以来貸付が中断されていました。
しかし、空港利用者が急速に増加した一方で施設の老朽化が著しいことから、98年3月に安全面に限定して部分的に事業を再開することとなりました。
なお、88年度以降現在まで、新規の円借款は供与されていません。