途上国の開発事情 5
国際収支についてみると、資本財・中間財を輸入に依存する貿易構造のため、経済の復興・拡大に伴い貿易収支は悪化しています。
海外労働者からの送金で一部を埋めている現状にあります。
1997年は輸出が対前年比約23%伸びたものの、経常収支赤字は45億ドル程度(対GNP比5.2%)となっています。
1997年7月以降、他のASEAN諸国通貨と同様、フィリピン・ペソも下落しました。
この通貨危機に対して、フィリピン政府は、ペソの変動容認と財政・金融引き締め政策強化で対応し、IMFは拡大信用供与措置(EFF)2の延長で支援しました。
こうした対応により、98年2月以降現在まで、為替は1ドル=39ペソ台周辺で大体安定しています。